オンラインサロンの中身をご紹介1

宇宙の皆さん、こんにちは🪐✨

オンラインサロン開設から4日目🎉

今日はコンテンツのひとつ「おやすみボイスメッセージ」の内容をご紹介したいと思います☘️

コロナ期に毎日YouTubeに上げていたVlogの音声ヴァージョンです🎵現在YouTubeにあったVlogは全て削除してしまったので見ることができませんが、オンラインサロンでラジオ番組のような感じになって復活しています❤️‍🔥オンラインサロンの密かな目玉企画です🌈🦄

今までにアップしたトピックは…

・5/31【サロン開設日へろへろ編】

・6/1【うろ覚え人間フラクタル理論編】

・6/2【にっかつロマンポルノと美保純編】

です✨

WHISPER、LAUNGEプランの方にお聴きいただけるものとなっております🙏

今のところボイスメッセージは全てアーカイブを残してますので、既に配信済みのものもご入会いただいた時点でお聴きいただくことが可能ですが、システム上アップロード可能な容量制限があるので、しばらくしたら古いものから消していかないといけなくなるみたいです〜。ご登録はぜひお早めに🐌

メンバー登録はこちらのリンクから🐻↓

https://www.fan.salon/sakikato/

ご入会お待ちしてます🫶🏻

写真は4年前の宇宙時代🪐

髪長っ、ふっくら!

⏰次のLAUNGEプランメンバーに向けた生配信は6/4(水)20時開始予定⏰

遂に本日オンラインサロン開設!


💠大切なお知らせ💠

本日5/31遂に✨オンラインサロン「加藤咲希のKOGUMA CLUB」が完成しました🐻🎉💕

メンバー登録はこちらのリンクからお願いします☘️↓

https://www.fan.salon/sakikato/

ライブ活動を休止してからちょうど2ヶ月。皆さまと再び交流できるこの日を心待ちにしておりました🫶🏻

開設を記念して、今夜20:00から【全プランメンバー参加可能な生配信】をさせていただきますので、ぜひご参加いただけたら嬉しいです✨

オンラインサロンのコンテンツをざっとご紹介いたします🌈シンガー仲間のM子ちゃんにアドバイスをもらって、ジャズ歌詞解説も加わりました✨M子ちゃん、ありがとう🙏🧡

◇チャットルームでのコミュニケーション

◇ロングエッセイ/ブログと写真(毎週更新)

◇ジャズ歌詞対訳(毎週更新)

◇毎晩のおやすみボイスメッセージ(コロナ期に毎晩YouTubeに上げていた「宇宙の皆さんこんばんは〜」から始まるVlogの音声ヴァージョンです🪐)

◇月4回以上の生配信(平日の夜と休日の午後を予定)

◇不定期で収録動画もアップ

LINEの中で全て完結する仕様になっています。今までの公式LINEが使えなくなるわけではなくて、オンラインサロン用の公式LINEアカウントと、オンラインサロンとは関係ない普通の加藤咲希公式LINEアカウント、二つが並行して存在することになりますので、お間違えなきようお願いします🙏

完成に合わせて、今までFacebook、Instagram、公式サイト、その他note等にランダムに上げていたブログやエッセイは、今後は全てオンラインサロンの中に集約させることにします。

そうだ、今日は5/31ですが、ひと月の中のどの時期にご入会下さっても、その日から1ヶ月間が月会費の有効期間になるそうです。何が言いたいのかというと、今日は5/31ですが、本日入会していただく場合も、6/1以降に入会していただく場合でも、入会タイミングと会費の有効期間は関連していないので、安心してお好きなタイミングでご入会いただけたらと思います😌

それではオンラインサロン「ジャズシンガー加藤咲希のKOGUMA CLUB」でお目にかかれますように。

🩷🐻🩵

◆5/18(日)近況報告◆

もう少しでオンラインサロンが完成します!

名付けて

「ジャズシンガー加藤咲希のKOGUMA CLUB」

です🐻✨

LINEで全て完結する仕様にしたので、サロンメンバーになることをご検討くださっている方でLINEアプリ未登録の方は、ぜひLINEアプリを入れてお待ちくださいね❤︎ 完成したら、オンラインサロン用の新たな公式LINEアカウントのアドレスをお知らせするので、そこから登録していただく形になります。

今までの公式LINEが使えなくなるわけではなくて、オンラインサロン用の公式LINEアカウントと、オンラインサロンとは関係ない普通の加藤咲希公式LINEアカウント、二つが並行して存在することになりますので、お間違えなきようお願いします🙏

完成に合わせて、今までFacebook、Instagram、公式サイト、その他note等にランダムに上げていたブログやエッセイは、今後は全てオンラインサロンの中に集約させることにします。

オンラインサロン限定のコンテンツはこんな感じ。

◇スレッドでのコミュニケーション

◇週1回のロングエッセイ兼ブログ(5000字以上)と写真

◇毎晩のおやすみボイスメッセージ(3-5分くらい)22時にアップ予定

◇月4回以上の生配信

時間帯や曜日はフレキシブル

◇不定期で収録動画もアップ

早く完成しないかな〜と、業者さんとやりとりしながらワクワク、私自身とても楽しみにしています。

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4月後半〜5月前半は、オンラインサロンの構築、楽曲『Overflow』のMV制作に関するやりとり(今回もヤシマロパさん作の名作です!泣いちゃう!)、友人が英語で書いた映画の脚本の編集のお手伝い、英語レッスンと、毎日何かしらの作業をしていました。今まではあまり時間がなくてできなかった大好きな読書や映画鑑賞も自分に許しています。

でも何せ今は「がんばらない」を目標としていて、また散歩や自炊、早寝早起きも日課としているので、1日にできることが極端に少なく、丁寧に生きると、やるべきこと以外をする時間は全くないのだなあと実感しています。そして今はそれでよいのだと確信してもいます。なので、殆ど全てのお誘いをお断りして、狭い世界の中で生きているわけですが、また外の世界に出て大丈夫と私自身が思えるようになるまで、今はまさに充電期間なので、いつかまたステージで歌える日まで、私のことを忘れずにいてもらえたら嬉しいです。

オンラインサロンでの週1ロングエッセイ兼ブログはどういう内容になるのか、という一例を以下に書いてみました。そしてこういうのは出オチ?というのでしょうか、あらためて以下に5000字を貼り付けてみたら、思ったよりもヴォリューミーだったので、週によっては3000〜4000字くらいのときもあるかもしれません〜。でももう業者さんにランディングページのサロン紹介文は提出しちゃったので(自分で直せない仕様)、すぐにはサロン紹介文の方は直せず。もしエッセイ兼ブログは必ず5000字以上じゃないとイヤっ!という方がいらしたらお気をつけて…でも倒れたりしない限り必ず毎週書かせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします!

以下、5000字とはこんなヴォリューム感だ!

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5月某日、ショパンコンクールの予備予選の通過者が発表された。予備予選は寝る前になんとなくランダムに見ていただけなので、170人くらいいる中で合計10人くらいしか聴けていないけれど、一聴して好きになったマレーシア出身のVincent Ongが本大会進出となっていて嬉しかった。私にはテクニカルなことや何が典型的なあり方なのかはわからないけれど、コンクールの予備予選なことを忘れてただうっとり聴き入ってしまった。発表前は180人くらいだった彼のYouTube登録者が今では220人に増えている。でもこんなに凄いピアノなのに220人!コンクールが進むにつれて露出が増えてファンももっと増えるのではないかと思う。YouTube上の他の演奏動画もとても素敵だった。恋には恋が出現し、躍動には躍動が出現し、青年の憂いには青年の憂いが出現し、きらきらのピアノには目に見えないエネルギーがたくさん乗っている。世界には身悶えするほど美しいものがたくさんある。

5月某日、カート・ヴォネガット著『タイタンの妖女』読了。SF小説というのは、何がどこまで可能な世界での出来事なのか、つまり時代背景や科学技術の舞台設定、世界観の構築から始めないといけないので、優れたSF小説はある種唯一無二の宗教性を帯びているのだと思う。アーサー・C・クラーク『幼年期の終り』しかり、奥泉光『ビビビ・ビ・バップ』しかり、読後しばらくはどう考えてもこの世界こそが真実であり、その中を私たちは生きているのだ、としか思えなくなる。どう考えても理に適っている。じゃあ『タイタンの妖女』の世界も、『幼年期の終り』の世界も『ビビビ・ビ・バップ』の世界も真実なのだとしたら、世の中真実だらけで逆にわけがわからない、それを平行宇宙と呼ぶのかもしれない。

機械は友情が何かを知りたがり死をもってそのことを知り、証明する。女は自分を凌辱した男を死の間際に赦し(たぶんフェミニストたちが怒らないあり方で。私の中にもその血は流れているはずだから)、物語を紡ぐ。男は全てを知ってしまった知性の苦しみの中で、それでもできる限りよきことをしようとする。また別の男は自分以外の誰かの意図によって翻弄され切った人生の終わりに、愛を発見する。人々は自らの愚かさを悔いあらため、おそろしいほどにとことん平等であろうとするようになった。悲しく、面白く、優しい物語。「わたしを利用してくれてありがとう」。果たして、誰にも何にも利用されない、何もかも自分の意図どおりで、全てから自由な生があるとしたら、その生は楽しいのだろうか。いや、そもそもそういう生には意志が生まれ得るのか?

5月某日、あらためてビリー・ワイルダー監督『お熱いのがお好き』鑑賞。マリリン・モンローの可愛いこと!やはりずば抜けている。こんなに可愛く美しくセンシュアルな女優を見たことがない。ブリジット・バルドーが彼女の前ではコンプレックスを抱くほどだったという逸話もさもありなんと頷ける。あの世界でいちばん可愛い顔と、声と、胸と、臀部。あんなに美しかったら、あれじゃ殺されちゃうわねジャンニ(by SPANK HAPPY)。演技力とか、そういう次元の話でない、可愛すぎて、ヴィジュアルの存在感が凄すぎて、ただそこにいるだけで成り立つ圧倒的な存在感。凝縮された女性性のイデア。

ちなみにブリトニー・スピアーズの顔は彼女へのオマージュであると思う。かの有名な楽曲”I Wanna Be Loved By You”はこの作品から。彼女の甘えるようなささやき声をカリカチュアライズして模倣するケースも多くあるけれど、本人はウィスパーでなく割としっかり歌っているという新鮮な驚き。

5月某日、『アナイス・ニンの日記』の訳者あとがきを読んで、アナイス・ニンがどうやら嘘つき扱いされているかもしれないことを知る。生前出版されていた編集版と、死後に出版された無修正版の中のいくつかの事実が違っているからとのこと。自立した女性のように見せていたけれど本当は夫の金銭的な庇護の下にあったらしいとか、恋愛関係のいくつかの相違とか、そのようなこと。死後に出版された無修正版の出版許可を生前の本人が出していたのかどうかわからないけれど、もし出していなかったのであれば、版権を受け継いだ者が本人が望んだわけではない形で出版して、その結果嘘つき扱いされていたら嫌だなあと思った。いや、たとえ本人がOKを出していたとしても、どちらにしろ「真偽」は批判対象にはならない気がする。

そもそも「日記文学」に客観的事実を求めること自体が難しいことは、作家自身が自覚していると思う。ドキュメンタリー映画やノンフィクションのルポルタージュのようなものも同じことで、編集次第でいくらでも作者の意図を反映させることができるという意味では、「客観的事実」を描いたものなどただの一つも、どこにも存在しない。量子論的観点からすると、観測されたものが存在する、観測されないものは存在しない、ということらしいので、そもそも「客観的事実」はプラトンの言うイデアのようなものなのか、なんだかあるらしいと憧れたり、存在を感じることはできても、完全に認識することはできないのかもしれない。またその物語がその作家から出てきた、という事実において全てはノンフィクションであり、逆に事実を徹底的に描写してノンフィクションに限りなく近づこうとすることはできても、人為が為すことである以上、何もかも客観的事実ではなく常に全てフィクションということになる。もちろん、こう見せたい、という意識下の、あるいは無意識下の意図もあるだろう。それが悪いことだとは思わない。

日記文学の作家に良心があるとしたら、自分が書いた世界観を事実そうであったかのように生き切ることなのではないだろうか。事実の真偽ではない、そういう物語を世に出すことが私にとっては美しく思える、正しいと感じられる行為だった、ということ。もっとも常に自分の良心に従うようないい子ちゃんの行動が面白いかどうかはわからないけれど。物語の世界では裏切られることもまた楽しからずや。

5月某日、何かを失って初めて、それがあることが当たりまえではなかったのだと知る。衝撃で魂が肉体からずれてしまったような感覚に陥る。それがあることが当たりまえだと思うほど、私は無垢で傲慢だった。三日三晩泣き続けて目が眼鏡を取ったときののび太くんみたいになって、それがあったら幸福という思考回路自体が今の私には役に立たないことに気づく。幸せになることはできない、既に幸せなことに気づくことしかできない。瞬間の幸福に集中することを思い出すのだ。人生が夢みたい、と告げると、友人は、そうだね、と同意した。自らへの処方薬として海に行って足を浸したりした。ちょっとずつ魂が戻ってきたような気がした。

5月某日、Lilla Flicka名義の楽曲『Overflow』のMVが完成した。『I’m An Instrument』『大人なんだから』に続いて今回もアニメーション作家のヤシマロパさんにお願いしていた。当初は3月のJZ Bratでの加藤咲希×Lilla Flickaのジョイントライブに合わせて公開の予定だったけれど、ヤシマロパさんの体調不良により、完成が延びた。ヤシマロパさんはとても申し訳なさそうにしていたけれど、同じく体調不良歌手としては人ごととは思えず、もちろん完成は早い方が嬉しいけれど、でも体を壊してまで守らないといけないような締切ではないので、いつでも可能なときに完成させてもらえれば大丈夫、と伝えてあった。そもそも誰かが大きく心や体を壊してまで守らないといけない締切、やらないといけない仕事なんて存在するのだろうか。私は存在しないと思う。どんな大きな仕事でも。まずはそれぞれが自分の健康を守ることがとても大事。

誤解を恐れながらいうと(坂爪圭吾節)、凄くポジティブな意味で、あなたの代わりはいくらでもいる。心や体を壊すまえに、逃げていい。いやいや、仕事しないと食べていけないし、という反論には、いやいや、日本には生活保護があるし、そこに辿り着くまえの失業保険や(ジャズミュージシャンにはないけど…)、公的な住宅なんとかサポートとか、無利子の融資もあるよ、と思う。誰かが困ったときに所属しているコミュニティに本気でサポートを求めて、それが与えられないことがあるのだとしたら、そのような世界に私は生きていたくない。私の思想が幼い倫理的潔癖症の理想論だとしても、まず想像できないことは始まらない。私が私の理想の世界を生きることからしか、理想の世界は始まらない。そう信じて今日も水を浄化し、花を植える。水は日々汚れていくので、日々の浄化を必要とする。

かくして出来上がったMVは作品として最高で、やはりヤシマロパさんの才能は素晴らしいと思う。ただYouTube等にアップロードするだけではもったいなく思えてしまい、でも作曲のトオイダイスケさんも作詞の加藤咲希も今現在ライブ活動を休止していることもあるし、楽曲のリリース自体からは半年弱開いてしまったので、どのようにプロモーションをしていったらよいのか、考えあぐねている。いつかやってくるであろう機を待つべきが、もったいぶらずに通常どおりに自分でできる範囲で細々とプロモーションしていくか。決定打のないまま、言葉と音楽と映像の結晶が手元にある。

5月某日、大学受験生への英語レッスン。中堅以上の大学入試問題となると、まず受験生が長文全部に目を通す時間はない。まず段落ごとにざっと読んでだいたいの内容を把握する。もし細部が設問になっていたら初めて細部の確認をするぐらいでないと間に合わない。逆に言えば、論説文はそれで読み解くことができるように書かれている。英語圏の人たちは学生の頃に、段落の頭に段落の内容を集約したトピックセンテンスと呼ばれる文を書くこと、その後同じ段落に具体例や説明を書くこと、段落ごとに内容を分けること、を徹底的にトレーニングさせられるので、論説文はこのやり方で解読できるようになっている。最近は社会人のビジネス英語を教えることが多かったので、大学受験生のクイズのような英語問題は面白い。

大学で人間の脳の第二言語の習得の過程を学んだ私の観点からすれば、大学受験生に限らず、言語学習は、途切れさせないことが大切である。通常の日本語話者であれば、第二言語は必ず習得できる。人の脳は必要あらば、「第二言語を習得せざるを得ないように」できている。

中高で6年間英語を学習した後(今はさらに小学校からも少しずつ)、さらに何年も英会話レッスンに通ってもできるようにならなかった、という話はとても多く耳にするけれど、そういう場合は必ず途切れている期間がある。途切れがちだから、一度学習した後に次の学習期までには学んだことがリセットされてしまい、また1から始めないといけなくなり、それを繰り返すうちに、同じことの繰り返しでつまらない、自分には向いていないのだ、と諦めてしまうケースが多い。時間がなくて学習時間を取れないという場合は、他に優先事項があるのだから仕方がないけれど。

語学力をグラフ化すると、まっすぐな線ではなくて階段上に上がっていくので、成果が目に見えない時期があるのは構造上当然のこと。それでも続けていたら必ず伸びていく。諦めや飽きを引き起こさないのも講師のスキルだけれど、これがなかなか難しい。(書いていて気づいたけど、階段上に変化するのって、スポーツも歌も楽器の習得もダイエットも愛を育むのも!全てだいたい階段上なんじゃ?構造的な欠陥がある場合は別として、忍耐力と続けることに飽きない気持ちがあれば、だいたいのことは実現できるのではと思った次第。急がば回れ案件ばかり。おお神はわれわれを何かを反復し習得するように作りたもうた!)

また、第一言語習得に文法は必要ないけれども、第二言語習得の過程では、文法は基本的には必須になる。言語学によると、第二言語の語学力は、第一言語を使ってどこまで第二言語の体系を相対化し、把握できるか、にかかっている。第二言語として学術やビジネスレベルの英語を流暢に扱う人の中で、最低限の文法理解のない人にはただのひとりも出会ったことがない。これには人の脳がどう言語を習得していくか、に関係している。生来の環境に依拠するバイリンガルでない限り、第一言語と第二言語は別の習得の過程を辿っていく。第一言語の習得は、言語能力ゼロの赤ちゃんが言語という概念そのものを身につけていく過程。第二言語の習得時には既に言語という概念自体は脳の中に存在しているので、同じ過程を辿ることは機能上できない。

長い話を短くすると、文法は敵ではありません、大いなる味方です。

続く…

4/15(火)近況報告

🌺4/15(火)近況報告🌺

前回の近況報告をアップしてから、英語/日本語レッスンを申し込んでくださった方々ありがとうございます。語学レッスンは日々の糧であり喜びでもあります。私は言葉に触れていることが本当に好きです。

あれ?今日はまだ動画が上がってないぞ、とお思いの方もしいらっしゃいましたら、ごめんなさい!1週間連続で3/10渋谷JZ Bratライブの動画を上げますと宣言して、日々動画を切り出し編集していたのですが、1stも2ndも後半はあまりにも声の物理的な状態がよくなかったので、ここまでにしようと自主規制に至りました。なので動画の連続アップはここで打ち止めです。自分で勝手に始めて勝手に打ち止め、ごめんなさい〜🙏

今までの集大成と銘打っていたこのライブ、あらためて今までの集大成にして、喉のコンディションだけ取り上げたら最悪の中でのライブでした(笑)喉のコンディションは最悪でしたが、ライブとしては最高でした。合計6本の動画が自分でぜひアップロードしたいと思えるクオリティで切り出せたのは、ひとえに、素晴らしいメンバーと、支えてくださったオーディエンスの皆さまと、音楽のカミサマの采配のおかげです。それから、音楽とは不思議なもので、もちろん演者の体調がよくなければ綻びは出ますが、そして完璧であることは美しいですが、美しさは完璧であることではないのだと思います。

スギ花粉の飛散量がピークの時期。発熱するほど酷い花粉症の中で、1stと2ndの休憩中にステロイドの吸入と咳き止め追加でなんとかぎりぎり持ち直したこと、インスト曲をそれぞれのセットの真ん中にして鼻かみタイムを作ってもらったこと、それでも歌唱中はアドレナリンで咳は出なかったこと、気持ちを込めたこと、歌にエネルギーを乗せること、”The Wizard Hits It Even On A Rainy Day”、今となっては全てがよい思い出です。このように、死んだら全てがよい思い出に変わるのでしょうか。

打って変わってお休み前最後のライブ、代々木NARUではびっくりするぐらい体調がよく、歌に集中できて、最高の歌唱体験でした。あのときの私にできた中で、あれ以上のことはありません。でもNARUでは動画撮影が禁止されているのでデータはなく、いらしてくださった皆さまと私の間だけの秘密の体験となりました。でも歌手人生が続いていく限り、また更新していけばいい。

かつてマリリン・モンローがこう言ったとか言わないとか。

“But if you can’t handle me at my worst, then you sure as hell don’t deserve me at my best.”

ファンクラブというか、オンラインサロン開設に向けて日々動いています。いろいろな業者さんに相談して、どのプラットフォームで私のやりたいことが実現可能なのか、検討しているところです。ボタンひとつで簡単開設、というわけにはいかないみたいで、急がば回れ、やりたいことをひとつひとつ実装する手段を見つけていければと思います。

ChatGPTにも手伝ってもらっています。Chatさん、調べものをお願いすると超絶早いけど、結構間違っているときもある。ざっと知りたいときはスピード重視でChatさんに調べてもらい、いざ運用となると、きちんと私が確認する必要があります。調べていくと、条件的に厳しい場面が多くあったり。調べもののたびに前提条件を細かく設定するくらいだったらまだ自分で調べてしまった方が早いので、Chatさんの性質を知った上でChatさんが得意な部分だけをお手伝いしていただくのが現時点では良さそうです。

この人は歌手だから配信機能も必要だろうとか、着手段階ではなるべく運用コストをかけないで済むプラットフォームを探しているならばそのシステムの足りないところを補う為のまた別のプラットフォームもリーズナブルな方がよいだろうとか、そういう想定は殆どないように感じる。システム上の容量の問題なのか、想像力は重視されていないのか、技術的には可能だけれど汎用型にはまだ搭載しない方がよい理由があるのかしら。

しばらくしたらその辺もどんどん改善され、賢くなって、そのうち人間の認識の届かない知性の彼方へ行ってしまうのかもしれないけれど。スパイク・ジョーンズ監督の映画『her/世界でひとつの彼女』みたいに。あれは美しくて切なくて大好きな映画のひとつです。とは言え、今でも得意な分野では素晴らしい秘書として活躍してくれるChatさんの力を大いに借りて、オンラインサロン開設に向けて、着々と進んでいます。明日もミーティングが二つ。

最近のお気に入りフレーズは「狂気に火をくべない」。狂気に火をくべず、狂気は普通にその辺にあるけど、だから何?So What/Miles Davisって感じで適当に飼い慣らして日常を送ってるくらいの人はセクシーだと思います。

写真は「朋あり 遠方より来たる また楽しからずや」のときの一場面。

4/9(水)近況報告

☘️4/9(水)近況報告☘️

ここしばらくは、朋あり 遠方より来たる また楽しからずや、といった感じで、一緒に禅寺の坐禅会に参加したりしてみました。春風の中小鳥たちの鳴き声が優しく響いて、心の中が静かになり、素敵な体験でした。

体調を気にして下さる方が多いのですが、ライブ仕事をお休みしてぐっと仕事量が減ったからなのか、おかげさまで体調はよいです。減りすぎなので(笑)英語/日本語レッスン予約お待ちしています。実は日本語教育能力検定試験合格済み、日本語教育資格も持ってます!

何度も繰り返しになりますが、歌えないほど体調が悪いからライブ活動をお休みしているわけではありません〜。体調を含めていろいろな意味で生活の基盤を整える為の一時的な戦略的撤退です🫡 今までとは違った生活、違った時間の使い方で、何もかもが新鮮に映ります。

昨日もお伝えしたように、1月にリリースした加藤咲希&浅川太平名義の”Sweet Georgia Brown”が今月になってApple Musicの「ジャズシーン : 日本」の公式プレイリスト入り🎉Apple Music内の日本のジャズというカテゴリーの中ではいちばん知名度のあるプレイリストで、素直に嬉しいです。大手事務所の後押し等がないインディーズ歌手活動の中でも、リスナーの皆さんが聴いて下さって、配信の再生回数がちょっとずつ伸びていった影響もあるのかなと思っています。応援ありがとうございます!Apple Musicユーザーの方はぜひアクセスして聴いてみて下さいね🍎

ファンクラブというか、オンラインサロン的なものを立ち上げるべく、いろいろ調べてます。どのプラットフォームがいちばん適切なのか、何のコンテンツをどのくらいの頻度で更新可能なのか、思案中。

その前に…明日から3/10渋谷JZ Bratでのライブ動画を曲毎に1週間連続で上げていく予定です✨

フライングして先に上げてたLilla Flicka名義の”I’m An Instrument”のYouTubeリンクを貼っておきます🌈🦄
明日から連続で上げていく動画を含めて聴いて貰えたら嬉しいです💖

4/8(火)近況報告

🌸4/8(火)近況報告🌸

1月にリリースした加藤咲希&浅川太平名義の”Sweet Georgia Brown”が今月になってApple Musicの「ジャズシーン : 日本」のプレイリスト入り🎉

https://music.apple.com/jp/playlist/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%BA%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%B3-%E6%97%A5%E6%9C%AC/pl.df0567f2449d4c89ababadbe406f3cff

なんか再生回数伸びてるなーと思ったら、こんな時間差で入ることあるのかー!嬉しいです。Apple Musicユーザーの方はぜひアクセスして聴いてみて下さいね🍎

もの凄い美女が街中を薙ぎ倒してゆくというユーモラスなスウィングです。

最後にして圧倒的に最良のライブ

3/28(金)代々木NARUソロボーカルデビューにして、ライブ活動お休み前の最後のライブにお越し下さった皆さま、本当にありがとうございました。

私が今までジャズボーカルとしての文脈で歌わせていただいた中で、圧倒的に最良のライブだったと自負しております。こんなに晴々しい幕引きがあるでしょうか。あれが私が今の体という楽器の状態で可能であった最高値です。

一夜にして大きく学んだことがあります。私は病気や手術を経験する前から、いつでも明日死んでしまうかもしれないと思って生きてきたつもりですし、これが最後のライブになるかもしれない、と思って歌っている…と思っていました。でもそれはあくまでも観念的なことでした。本当に、これが(お休み前の)最後のライブなのだという事実を突きつけられると、今までに経験したことのなかった次元の平穏や集中が私の中に訪れました。

だって、もう改善の余地がないのですから、もうこの瞬間しかないのですから、ピッチやタイムが合っているのか、フレージングがクールなものであるか、出したい音色が出せているのか、お客さまにどう見えているのか、歌詞が飛ばずにきちんと出てくるのか、どこかに何かほころびがあったとしても、もう改善する為の時間は一切ないのです。自己批判による自意識は影を潜め、私は代々木NARUのステージで歌を生き、歌そのものになっていました。

私が尊敬する振付家でダンサーの黒田育世が以前インタヴューで言っていたことがあります。上手いダンサーになりたいとか、どう表現したいか、ということではなくて、自分はダンスそのものになりたい。彼女の覚悟に対して自分のことを引き合いに出すのはおこがましくもありますが、私はこれはなんて正しい言葉遣いなのだろうと衝撃を受けて、自分もそれを標榜してきたのです。私はいつでもステージにいる間は歌そのものになりたかった。まさかそれが、最後の最後に訪れるなんて。音楽のカミサマは粋なことをしてくれます。

2月半ばから3月の半ばくらいまでは花粉症の症状が大きく出てしまっていて、微熱と喉鼻の炎症が長く続いていました。それが、投薬、伝統医療、民間療法のどれかのおかげかミクスチャーか、春の花粉や黄砂に体が慣れて来たのか、はたまたカミサマの祝福か、代々木NARU出演に向けて、今まで苦しんでいたのは何だったのだろうというくらいに、ぴたっと治っていったのです。本当にあの日は、ここ数ヶ月でいちばん体調のよい日でした。

今後、ライブに復帰することがあるとしたら、2025年3月28日代々木NARUでのライブが、私の中の基準になります。心身を整え、矮小な自意識から自らを解放し、歌そのものであること。この日は終わりにして新たな歌手人生の始まりとなりました。引き出して下さった素晴らしいふたりのミュージシャン、ピアニスト浅川太平さんとフルーティストの鈴木康恵さんには心から感謝しています。

そして記念すべき夜を一緒に体験して下さったオーディエンスの皆さま、本当にありがとうございました。歌が聴けなくなるのは寂しい、でも焦らず体を大事にして、復帰を待ってるからね、とおっしゃって下さるおひとりおひとりが、私にとってとても大切な方で、とても励みになります。デビューしてから今までいろいろなところで歌わせていただき、たくさんの出会いがあり、音楽を通してリスナーの方との絆を築いてこれたこと、それが私の宝物です。ありがとうございます。

アンコールで歌ったHe’s Funny That Wayは会場にいらして下さったおひとりおひとりに捧げさせていただきました。私、加藤咲希名義の音楽は、団結したり、共闘したり、パーティーをするような音楽ではありません。眠れない夜にそっと毛布をかけるような、或いはまた恋をしたくなるような、恋そのもののような、音楽でありたいです。孤独や絶望や哀しみを内包した上で、それでも美しく優しく温かい世界はここにあるのだと。

ライブ活動お休み中もリスナーの皆さまとの交流の場が欲しいと思い、ファンクラブというか、オンラインサロンのようなものを立ち上げる予定です。4月中のセットアップを目指しています。準備が整ったらまたお知らせいたしますね。今は諸般の事情で全て非公開になっていますが、コロナ禍のときにやっていたVlogのアップデートヴァージョンになると思います。日記、本や映画のレヴューを含んだ、メンバー限定の文章、写真、動画がメインのコンテンツになります。長すぎて読めないという苦情を乗り越えて(笑)毎週1万字くらいの文章が届くかもしれません。動画ではたまに歌も歌います。

ステージでは歌のことしか考えていなかったので、すっかりご紹介が飛んでしまったのですが(ごめんなさい!)シンガー仲間のKumiちゃんが聴きに来てくれていました。Kumiちゃんは手術のことを公開したときに真っ先に連絡をくれて、あのときはKumiちゃんの優しさにとても癒されたのでした。そして最後の大切なライブに来てくれて、本当にありがとう…。Kumiちゃんは4/15(火)に同じく代々木NARUにソロデビューだそうです。素敵なデビューになりますように。皆さまぜひぜひお運び下さいませ!

明日はお休み前最後の出演


【3/28(金)代々木NARU】

https://yoyogi-naru.com
渋谷区代々木1-36-12 TC第77防雷ビルB1F
03-3370-8154

加藤咲希(Vo.)
鈴木康恵(Fl.)
浅川太平(Pf.)

1st 19:15, 2nd 20:45
¥3500

代々木NARUソロデビューにして、これがお休み前本当に最後のライブになります。

私の中にライブ活動をお休みする、という概念がなかったので、決意するまでに1年かかりました。でもじっくり考えて決めたことなので、今の私にとってはこの選択が正しいことであったのだと胸を張って言えます。素晴らしい音楽家の方々と、ジャズを愛する素敵なオーディエンスの皆さまと、最後の音を紡げることに、わくわくしています。とても前向きな気持ちです。

この日の為に用意している春の新曲と新アレンジがあります🌸

ご予約はお店に直接か、私の方でも承らせていただきます。

お越しをお待ちしております☘️

…………………………………………………

My last show before taking a break from singing on stages, on March 28th at NARU, Yoyogi. Starts at 7:15 pm.
Come and cheer me who is trying to open the door of a new world.

お休み前のライブはあと2本

ライブ活動お休み前のライブはあと2本だけ。復帰したら、と言わずに今会いに来てもらえたら嬉しいです😌☘️

いろいろと整えた後に必ず復帰はしたいのですが、その頃には今の私とはまた別の人になっているような気がしますし、同じ文脈に戻ってくるわけではないような気もします。

【3/25(火)関内Venus】
https://www.venus-hk-j.com
横浜市中区太田町2-27
ザ・バレル飛高ビル4F
045-228-8559

加藤咲希(Vo)
井上ゆかり(Pf)

1st 19:40, 2nd 21:00, 3rd 22:20
MC+TC Gentlemen¥5000お通し付, Ladies¥4000お通し&1drink 付

大好きな裕美ママのお店で、横浜では最後の出演🌸

【3/28(金)代々木NARU】
https://yoyogi-naru.com
渋谷区代々木1-36-12 TC第77防雷ビルB1F
03-3370-8154

加藤咲希(Vo.)
鈴木康恵(Fl.)
浅川太平(Pf.)

1st 19:15, 2nd 20:45
¥3500

これがお休み前本当に最後のライブになります。素敵なfarewell partyにしたいです🎉

どちらのライブも、素晴らしいミュージシャンの方々とご一緒させていただけること、光栄に思います。

ご予約はお店に直接か、私の方でも承らせていただきます。

おかげさまで花粉症の方は、投薬の甲斐あったのか、春の風の衝撃に少しづつ体が慣れてきたのか、JZ Brat前後のような激症は治ってきています。このまま緩やかに通常の花粉症の人くらいの感じでいきたいです🙏🌟

3/10渋谷JZ Brat舞台裏の話

では3/10渋谷JZ Bratのbehind the scenes、舞台裏の話。

最初にお伝えしておくと、私は同情して貰いたいわけではない。同情するなら金をくれ!と小学生の安達祐実ちゃんも叫んでいたではないか。祐実ちゃんが大人たちにもの凄いセリフを言わされているのを聞く度に、あああの可愛い祐実ちゃんが芸能界の荒波の中でジュディ・ガーランドみたいな人生を送ることになってしまったらどうしようと勝手に恐怖していたものだった。だってジュディ・ガーランドは薬漬けにされて、◯◯に〇〇されて(書けない)大変な人生を送ったのだから…。でもそれは杞憂だった。祐実ちゃんは立派な大人になった。祐実ちゃんは芸能界の荒波に負けなかった。見よ!あの透明感を。祐実ちゃんの人生にあんなことやこんなことはあったかもしれない、いや、確実にあっただろう。でも彼女は自分の人生に勝っている、少なくとも現段階では。

全ては顔に出る、祐実ちゃんのあの美しさが勝利の証だ。美人は性格が悪いというのは嘘だ。あんなに美しいのだから、せめて性格は悪くあって欲しいという嫉妬だし、実際たくさんの嫉妬による嫌がらせによって性格が歪んでしまう場合はある。性格は顔に出る。外見は心の反映だ。透明な外見の人は透明な心を持っている。何があっても、外面を保った者の勝ちなのだ。それは彼女の強さの、心の平穏のあらわれなのだから。(ただしサイコパスとして感情が透明な場合もあるので気をつけよう、サイコパスについてはまた別の機会に)

私は言い訳をしたいわけではない。いや、でも言い訳をしたいのかもしれない。人は何でも自分の都合の良いように合理化する。客観性なんて一体どこにあるのだろう。花粉症の件だ。私が花粉症を発症したのは2年前、父が突然亡くなった次の月だった。原因不明の微熱と吐き気が何週間も続き、まともに生活ができない。病院でも原因がわからなかった。原因は花粉アレルギーだと特定したのは代替医療の天才治療家だった。耳鼻科で血液検査を受けると、スギ花粉へのアレルギー反応があった。抗ヒスタミン剤を飲み出し、微熱と吐き気は抑えられた。

そして去年2024年。前年にスギ花粉アレルギーの洗礼を受けた私は、徹底的に準備しスギ花粉飛散シーズンを迎えた。かなり奮発して最新鋭の空気清浄機を部屋に導入。外出時にはマスクと花粉防止メガネを着用。もちろん洗濯物は部屋干し。掃除の徹底。部屋に入る前はコートと頭をはたき、帰ったらすぐに手洗い、うがい、鼻うがい、できることなら速攻でシャワーも浴びる。現代医学では腸がかなりの部分のアレルギー症状に関係していることがわかっている。私は乳製品があまり体質に合わないので、植物性の乳酸菌、豆乳グルト、ぬか漬け等の発酵食品を積極的に摂取した。これらの甲斐あってか、なんとか去年は飲み薬がいらないくらいに症状が抑えられていた。

そして今年、2025年。まず上記の対策は全て行った上で迎えたこのシーズン。今年は1月後半の段階から私の体は異変を感じていた。外出すると喉がイガイガになってくる。この時点では花粉レーダーではまだ花粉はほぼ飛んでいないという表示だったけれど、思えばこのときからあやしかった。去年2回の外科手術とその前後の大量の投薬を経験し、私の免疫力は風前の灯火だった。(アレルギー症状は免疫の誤反応とも言えるけれど、弱っているから正常に機能しないのだ)

2月半ばになり、発熱。花粉症デビューの年にはなかった鼻と喉の症状も追加されたので、最初は風邪や感染症の疑いもあったけれど、熱が微熱でずっと続いていること、目の痒みもあること等から、病院でもやはり酷い花粉症だろうという診断。3月頭の段階で通常の抗ヒスタミン剤の投薬を始めて1週間経っていたけれど、殆ど症状は治らず。ここでステロイドとさらに強い抗ヒスタミン剤を使うかどうかの選択肢が与えられる。他の治療と薬の相性が悪いので悩む。でも3/10のJZ Bratは迫っている。体に悪くても3/10になんとか歌える体にすることを選んだ。この時点で、鼻水、痰、咳が起きている間は止まらない状態。喉の粘膜が腫れ、粒の大きいサプリメントを飲むときも詰まりそうだった。もちろん練習どころではない。呼吸するだけで、横向きで眠るだけで精いっぱいだ。

ステロイドと強力な抗ヒスタミン剤の投薬に切り替えて1週間後、やっと顔面から流れ出る粘液の分泌量が減ってくる。この時点でJZ Brat出演前日。とりあえずステージの上では鼻をかまないでも大丈夫なくらいの分泌量になった!でも数週間、鼻水、痰、咳に晒され続けた喉は限界なんだ、玄界灘。

歌唱の場面においてカラオケ等でもよく、声が出た、出てる、出なかった、という言い方があるけれど、現代のマイクを使う歌唱では、出ている声が極小でも、少しでも出ている限りは拾うことができる。でも声が出れば歌になるわけではない。発声し、音色を整え、ピッチとタイミングを合わせる。ここまでできて初めて歌になる。正直にお伝えすると、3/10ライブ当日のリハにおいて、喉の炎症によって、まず発声がままならない音域があった。音色は確実にいつもの私の音色ではなかった。声帯が腫れているのでいつもと同じ入力で同じ音に当たらない。これも歌手の皆さんはご存じだと思うけれど、声帯が腫れているときは、囁くようには歌えない。しっかりと張らないと音が出ないし保てない。大切なライブで酷い歌を皆さんに聴かせてしまうことになるかもしれないと思い、私は心底恐ろしかった。

ここで音楽監督の浅川氏に相談する。現時点で出しにくい音域が頻発する曲はあらかじめ変更しておいた方がよいだろうかと。氏は言った、今回のライブは完成度でなく歌手として持っている世界観を聴いて貰うことを優先した方がよいと思う。氏の音楽的な能力と直感と直観は軽く見積もって私の10倍は冴えているので、私は選曲を変えなかった。酷い歌になったらどうしようという恐怖と自意識を乗り越え自らを曝け出さなければならない。後は音楽のカミサマにお任せする。これは儀式なのだ。ライブ本番、私の歌がどうであったのかは、お越し下さった皆さんがご存じである。後でいくつか動画も上げる予定。

私の喉の様子に気づいたPAの羽生田氏は、本当に少ししか音が出ない帯域を膨らませて聞こえるようにしてくれた。恐怖と緊張によって普段したことのないような、あり得ない私のミスをメンバーはさらっと修正し惨事を回避してくれた。やっぱりこのメンバーにお願いしてよかった。

ちなみに、ライブ中に咳は出ない。アドレナリンで咳は止まる(MC中はあやしい、アドレナリンが出ないから)。それは遥かパンデミック前の牧歌的な時代、人々が感染症の恐怖に怯えていなかった頃、40度の熱があってもステージに立っていた頃から続く敬虔な経験で、自分でも毎回感動する。2ndセットでLilla Flickaが喋らなかったのは喋ると咳が出るからだ。後半喋れるようになったのは、1stと2ndの間に追加した咳止めが効いてきたから。

ライブ後、毎月、いや毎週のように私のライブに来てくれているリスナーの方からメッセージをいただいた。「すごく良かったです。まさに集大成というのが相応しい、渾身のライブという感じでした!花粉症はギリギリのところで持ちこたえましたね!」私は涙が出た。

ライブは一期一会で、音に出ていることが全てだ。内情など何も関係ない。3/10のJZ Bratが私の歌を聞く最初で最後の機会だった方もいると思う。音楽家なら誰もがベストの状態でステージに立ちたいと思う。でもそれが叶わないときもある。演奏家も歌手もアスリートで、でもアスリートも病気になったり、怪我をしたりする。私がオフィスワーカーであったなら、講師だけであったなら、仕事を遂行するのに全く問題にならない程度の不調が、歌手としては致命傷になる。そういうときはどうするべきなのか、止めるのか、辞めるのか、休むのか、傷んだまま続けるのか、やり方を変えるのか、工夫でどうにかならないものか…できるだけ自意識に捉われず、最前を尽くさなければならない、それしかできない。私は日々経験し、学び続けています。

そして結果として3/10はライブを中止にすることなく開催できたのだから、やはり音楽のカミサマに、素晴らしいメンバーに、素晴らしいスタッフに、素晴らしいお客様に、治療家氏に、医師に、我が人体に、感謝します。

ライブ活動休止前のライブはあと2本。

3/25(火)関内Venus
井上ゆかり(Pf)

3/28(金)代々木NARU
鈴木康恵(Fl)
浅川太平(Pf)